2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Tools & Tips

2017年4月 1日 (土)

ヤスリのハンダ目詰まりの落とし方とニッパー研ぎ直し

みなさんの工作のお役に立てれば、ということで、ちょっとした裏技?をご紹介。

まずはヤスリのハンダ目詰まりの落とし方です。

ハンダ盛りしたところにヤスリがけ整形をすると目詰まりしてしまって困りますよね? ワイヤブラシや針の先、キサゲ刷毛などを使って丁寧に掘り出すようにしてこびりついたハンダを取り除いていくのが普通のやり方だと思います。

でもこれがめんどくさいし辛気臭い。で、少し考えて気づいたのが、ハンダって融点低いよね、で、ヤスリの焼き入れってハンダの融点よりうんと温度高いよね。それにフラックスがなかったらそう簡単にはアマルガム形成して鉄にはくっつかないよね、ということ。

だったらヤスリを温めてハンダが溶けたら降り落とせばいいじゃない? ということでやってみました。

台所のガスコンロを借りてヤスリを炙り、ハンダが溶けて輝いたら、用意していた木の板にコンと打ち付けると、目詰まりしていたハンダが綺麗に落ちてくれたのにはびっくり。やってみるものですね。まだ少し残っているところもありましたが、温め方が足りなかったのかもしれません。そんなにたくさんあるわけでなかったので、針の先で簡単に落とせました。

Img_0963 Img_0968

つぎはニッパーの研ぎ直し。長いこと使っていたタミヤのニッパですが、1ミリくらいの真鍮線などまで平気で切断してたのでさすがに刃がぼろぼろで綺麗に切れなくなってしまっていました。もちろん新しいものを買い直してはいるのですが、古いのも復活できないかとやってみました。

所詮はプラ用のニッパですから、工作用ハサミと同じくヤスリがけが効きます。ということでまずは刃の表(刃の断面V字型の内側の方です)から平ヤスリを入れて刃のカケを落とします。刃が綺麗に合わさるように、邪魔になる喉口も削り落とし、あとは光に透かせながら合わせ目を整形。ぴったり合わさったら、刃の裏全体に大きめの平ヤスリをかけて出来上がりです。

Img_0965 Img_0966

右の画像で、刃がヤスられて噛み合わせが深くなった分、本来平滑だったはずの支点部の側面に段差が出ているのがわかると思います。

え? 刃の裏側には鋼があるはず? そうなのかなあ? ヤスリがけが効くので特に焼き入れなどしていないように思えますし、研ぎ直した後の切れ味は新品とあまり変わらないので、自分にはこれで十分。荒い仕事には全く支障がありません。爪も綺麗に切れます^^;

ということで、ご参考になればと。

追記;

長く使っていると、ニッパの支点にガタが出て、刃が食い違いちゃんと切れなくなってしまっていることがあります。今回研ぎ直したものもそうでした。やっとこや工作用はさみの支点の要釘(かなめくぎ:リベット)は金槌で叩いてかしめなおしますが、ニッパも同じようにかなてこの上に置いて支点を金槌でひっぱたけばそれなりに締めなおせます。でも、ま、あくまでもご自分の責任でお試しのほどを。


2017.4.8 追記;

ヤスリを炙ると鈍って切れ味が落ちること、粘着テープを使う方法がある、というコメントを頂きました。

たしかに、炙るのは良いヤスリには使いたくない方法だと思います。ま、盛りハンダ整形用や使い捨て荒作業用のコバを落とした100円ヤスリなんかでの効率的な詰まりの落とし方だと考えて利用してもらえればと。

粘着テープの利用は以前やってたことがありました。女性がパックで鼻の角栓を取った時もこんな風になるのかなあとはがしたテープを興味深く眺めたたのを思い出しました。接着剤面に厚みがあって柔らかいダクトテープのようなものが好適ですが、貼り付けて一晩置くとより良く張り付くということには気がついていませんでした。やってみる価値がありそうです。

そういえば、サビ取りの裏技に木工用ボンドを塗りつけて乾いてからブラジリアンワックス脱毛法よろしく一気に剥がすというやりかたがあったように思います。あれ、ハンダの目詰まりにも使えないかと気付きました。こんど目詰まりしたらやってみようと思います。

2017年3月29日 (水)

ウチにある模型用バイス3種類

本格的な精密工作などというものにはあまり縁がないので、プロ仕様?の高級な道具工具は持っていません。

さすがに細かい番数の糸鋸の歯はハンズの金工コーナーで求めたバローベを使っていますが、やすりなんて荒削りには最近は100円均一のもののコバを落としてつかってたり^^; 

バイスもしかりです。最近仙台のKさんのブログでバイスの整備のお話が出ていて、精度が酷い粗悪品だとダメ出しされたトラスコのバイスが自分の使っているものと形が似ていたので気になってたしかめてみました。

これです。20年以上前に5、6千円(もう少し高かったかもしれません)で買ったものだと記憶しています。

Img_0862

口金に刻みがあるのでアルミアングルを介して使っていますが、特に気になるほどのガタもなくアゴが持ち上がったりすることなくしっくりと確実に締め付けられるので不自由はなかったのですが……

Kさんに確かめてみると、なんと、これはトラスコよりひどい粗悪品?でKさんも同じ製品をお持ちとのこと。で、どうやら製品のばらつきが大きい様でこれはアタリとのことでした。自分の工作にはまったく支障がないので、まあ、ラッキーだったということですね。ただ、Kさんのレベルになると、私の工作精度では気にならない様なガタを問題にされているのかなと考えると、どっかにすっこみたい気分です^^;

知人のモデラーhさんもこれとよく似た形のバイスを持っておられて、それにはかなりガタがあるとのことでした。このタイプのバイスは現在何種類か販売されている様ですが、ずいぶんと品質に当たり外れがあるようなので、気をつけなければいけないと思います。

他に持っているバイスは二つ、一つは30年以上前に銀座の伊東屋で買ったもので、アゴの上面に機械加工痕がひどい上にガタがありましたが、もともとすり合わせ加工前の品物だったようで、アゴ部品裏側のスライド抑え板を止める部分を削って調整すると意外なくらいにぬるぬると作動する様になりました。

Img_0863

もう一つはご存知プロクソンのダイキャスト製バイスです。これは締め付け時にアゴが持ち上がることはないものの結構ガタがあるので、あまり精密な作業には使えません。これでボール盤でのワーク保持やフライス作業など、本当にしているんでしょうか?ちょっと気になります。

2016年12月16日 (金)

「グラスマスター」パッチもん、やっとつくってみました

「グラスマスター」パッチもん自作用に三年ほど前に買ってそのままになっていた茶漉しとナイス蚊っち、ヨドバシでスタティックグラスを手に入れたのをきっかけに、やっと手をつけました。

3年間もよくもまあ寝かしていたと思いますが、いざ手をつけてみたら意外に簡単にできました。いったん分解して、網ラケットにつながっていた2本のコードをちょん切って片方を茶漉しにはんだづけ、もう片方はコードを延長してワニ口クリップをつけました。

Img_6984 Img_6985

で、実際に試してみたらこんな感じ。

Img_6986 Img_6988

アルミ箔の上にボンドを垂らしてその上に撒いてみました。面白いことに接着剤があるところは立ちますが、ほかは寝たままになります。3ミリのスタティックグラスなので、よく見ないとなんかあまりしっかり立って伸びている感じがしません。もうちょっと長いのが欲しいですね。

最後に記念撮影。さて、実際にジオラマ制作で使うのはいつになるやら……

Img_0001


2016年11月26日 (土)

車両進行方向確認信号機をつくりました

いつものとおり体調不良の昼下がりの手慰み工作です^^;

自作車両のモーターをセットする時に配線のプラスマイナスがわからなくて、毎回別の完成動力車を線路に載せて進行方向を確かめてから、自作車両を線路に載せ、通電して配線を決めています。

これが面倒くさい。最初からプラスマイナスがわかっていればいいのですが、いい加減に作った自作コントローラーの方向切り替えスイッチの極性がどっちがどっちなんだかよくわからないので毎回往生します。

で、別の動力車を使う代わりに進行方向がわかるツールがあればと考えて、信号機風にアレンジしてつくってみました。一応線路幅9mmから16.5mmくらいまでカバーできるようにしてあります。

Img_6941 Img_6940

軽すぎるので少し重りを載せて接触と安定性をよくしてあります。スイッチを入れ替えると青赤が切り替わるのが嬉しいです。

追記;

レールに乗せて進行方向のスイッチを切り替えると緑色と赤色のLEDが点灯するだけなのに、なんだか楽しすぎるのに呆れています。信号機って楽しい。

2016年11月13日 (日)

イコライジング機構3種類の試作とその安定性

先々週末インフルエンザ予防注射の後感染症?で、ひどい咳と頭痛に悩まされ、どうやら百日咳らしいということになって、お薬を処方し直してもらい、やっと今日になって少し咳がましになったので、ちょっとだけ工作した結果の報告?です。

2軸車の模型に使われるイコライジング機構は、普通3点支持(縦、横)とロンビックですね。

これらの特質については、以前にロンビックと3点支持についての考察(車体質量の影響ほか)で考察したことがありました。

縦3点支持、横3点支持、ロンビックの構造模式図は下の通りです。斜線でハッチングした面が基準面(上回りが乗っかる面)です。理屈の上では車両の重心線がこの面の外に出ると転倒してしまいます。

Zu1

で、おもちゃの箱根登山電車を動力化するのに、それぞれのイコライジング機構の違いを確かめるため、同じ軸距離、同じモーターとギヤ比でこの3種類のイコライジングで1軸駆動の2軸動力をつくってみました。

ざっと、こんな感じですね。左から縦3点支持、横3点支持、ロンビックイコライザです。

Img_6882 

Img_6868 Img_6880 Img_4717

固定軸(横3点支持のイコライザを固定したもの)と比較すると、どれもうんと走りが安定しているように感じます。走行音が固定軸と少し違って聞こえるのは、レールの不陸に車輪がよく追従しているからでしょう。その分集電性能も良くなっているはずだと思います。車体の揺れについてはこの大きさだとほとんどその差はわかりません。

以前の考察のように、このクラスの車体質量では走行性能は本当にほとんど変わらないと言ってよいようですが、高速でカーブを通過させると、ほぼ、横3点支持、ロンビック、縦3点支持、固定軸の順で安定性が悪く脱線(転覆)します。(注;横3点支持はイコライザ側を外方向、縦3点支持はイコライザ側を後側、いずれも動力軸=モーター位置を前側として実験)

なんのことはない、固定軸が一番脱線しにくいという結果になりましたが、これは、高速のカーブで重心が基準面の外に出た場合に脱線(転覆)するということを考えるとそうなのかもしれないなあ、という気がします。モーターやウェイトが駆動軸の方に偏っていることも影響していると思います。S字カーブだとこの傾向が一層明瞭になりますが、どっちにしろ普通の速度では全然問題ないレベルのお話です。

また、牽引させる(カプラーを後ろから引っ張る)と横3点支持は簡単に傾いて片方の車輪が浮き上がります。カプラーの高さと基準面の高さが違う場合はモーメントの関係から当然そうなりますね。つまり横3点支持は牽引車にはあまり向かないということですね。(追記;急発進させても一瞬車体が斜めに傾き脱線しそうになります。ウェイトとかを積んで上まわりの質量が大きい場合は特にそうなります)

これがOスケール以上の質量の大きい模型だと、もっと明らかに安定性に差が出てくるだろうと思いますが、それはやってみなければわかりません。

というわけでHOナローやOナロークラスでは、どのイコライジング方式を採用しても効果はほとんど変わらないと思います。

となれば、できるだけ作るのが簡単なほうがいいわけで、今回の場合、縦3点支持は車軸を直接中央で支えるという簡易な方法を採用しているにもかかわらず、3つのイコライジング機構の中では一番工作に手間がかかりました。

もっとも簡単に工作できたのは横3点支持ですが、これは単行車両の場合以外はあまりお勧めできません。結局ロンビックイコライザが、構造的にも工作の手間的にも一番リーズナブルな方法という結論に落ち着きました。

ロンビックイコライザは一見構造が複雑で、工作が難しいように思われますが、実用的にはそれほどの精度が要求されるわけでもなく、作業的には意外なことに横3点支持と大して変わらない手間で工作ができてしまいます。

というわけで、2軸車両にイコライザを組み込むならロンビックイコライザがおすすめです。

2016.11.21追記;

よくよく速度を合わせて試してみたら、安定性は、固定軸 >> 縦三点支持 > ロンビック >>> 横三点支持、となりました。訂正しておきます(本文訂正済み)。縦三点支持とロンビックはほんのわずかの違いですが、ロンビックの方はコテンとこけるのに対し、 縦三点支持 は固定軸よりも不安定なものの片輪走行?でほんの少し持ちこたえるような感じです。

2016年10月22日 (土)

古くて脆くなったデカールをなんとか使う方法

古くなったデカールはノリが劣化してダメになってのはもちろん、ベースのニスの膜がひび割れてたりして、水につけると崩壊してしまうものがあります。

補強に専用のリペア材が販売されているようですが、印刷が溶け流れてしまうこのもあるようです。しかしそもそもそんなリペア材も簡単には手にはいりませんし、なんとかできないかとしばし沈思黙考の末、思いついたのがアクリル絵の具。これって水性塗料ですが乾くと耐水性になるんですよね。

で、リキテックスのマットバニッシュを薄めてエアブラシでスプレーしてみました。

結果はそれなりにオーライというところでしょうか?ちょっと皮膜が厚くなった様な気がしますし、蒸しタオルとかで曲面に馴染ませにくくなった様です。マークソフターも効果がよくわかりません。

ただ、これ、ひょっとしたらデカールによっては塗料とかの組成がちがって溶けるのがあるかもしれませんので、試される場合は自己責任でお願いします。

ということで、救えることは救えますが、まあ、最後の手段というところでしょうか?

結論としては、イラストレーターで読み込んでタッチアップして原図を起こし、外注して作成してもらうのが一番いいんじゃないかと思います。資金に余裕があるという前提の話ですけど^^;

2016年10月15日 (土)

昇圧機能内蔵変換ケーブル

ちょっと面白いものを見つけたのでご紹介。昇圧機能内蔵変換ケーブルだそうです。スペックは下記の通り。

Photo

DC-DC内蔵変換ケーブル、DC-DCコンバータチップSD6271(シルク:AL537))搭載、5Vを9V/12Vに昇圧、入力側:AタイプUSBコネクタ、出力側:2.1mm/5.5mmのDC電源プラグ、出力電圧:9V、12V、最大出力電流:500mA、バリエーションよりお選び、ケーブル長さ:1000mm

コンセント無いところでDCCコントローラを使いたいときに、5V携帯電話の充電用モバイルバッテリで12V確保できるので助かると思います。モバイルバッテリの電流供給量に制限受けるけど、乾電池式のだったら問題なさそうだし。

同じ店でモバイルバッテリーキットなるものもたくさんの種類が販売されていました。

電池ケース代わりにも有用かもしれません。

追記;

今度のとれいん誌の蕗狩通信は、180度曲がったデッキガーダーと煉瓦積みアーチ橋のマイクロレイアウトです。書店で見かけたら覗いてみてください。

2016年9月11日 (日)

うちの糸ノコの弦張り調節補助具はこいつです。

ハタガネを使うといいというアイデアがゆうえんさんのブログで出てましたが……

うちでは、ずっとむかしからこれでやってます。しっかり引っかかるし、かけてからねじって調節もできるのでなかなか使い勝手がよろしいです。

Img_6774


2016年7月23日 (土)

改軌成功

車軸になるロッドが手に入ったので、このあいだ自作のプーラーで抜いたNゲージの車輪を16.5mmに改軌しました。

車輪径8mmですので、横に置いてある9.5mm径の車輪と比べると少し小さくなりますね。車輪が薄いので相対的に大きく見えるからか、それほど小さくなったとは感じません。

当初はアルモデルの7mm径車輪を使おうかと思っていたのですが、それでは少し径が小さすぎるので試してみたらわりと上手くいったかな、というところです。

Img_6628 Img_6629


2016年7月17日 (日)

自作の車軸・ギヤ抜きプーラー

車輪やギヤを外すために専用のプーラーが売られていますが、それなりに高価ですしなかなか手に入りにくいので、うちではミニ4駆のギヤプーラーを改造したものと自作のものを使っています。

Img_6618

タミヤのは軸径2ミリ以上で使えます。ただそのままでは車輪をはめ込むことができないので一部をカット。これで使えるようになりましたが、敷板がはまり込む溝の上側を取り除いてしまったので、敷板の強度が落ち、真鍮製のギヤを抜いたらすこし曲がってしまいました。もともとプラ製ピニオンギヤが前提ですからしかたがないですね。

自作の方は、電子部品やさんで買ったスペーサーとボルトで真鍮厚板を組み上げ、押しネジにキャップスクリューを取り付けたものです。これ、意外なくらいにしっかりしていて使いやすく、とても満足しています。軸径1ミリ以上に対応してますので、Nゲージの車輪も抜くことができます。もちろん押し棒を細いものに交換し、枠のスペーサーを短くして板の間隔を詰めて棒のフレを抑えれば、マイクロサイズの携帯電話用振動モーターの重りを抜くこともできます。

ということで、Nゲージの車輪改軌しようと車軸を抜いてみたんですが、そこで車軸になるドリルロッドがないことに気づいてそこでストップ。計画性全然ないんで、こういうばかな工作ばかりやってます。

Img_6617


より以前の記事一覧