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2014年12月29日 (月)

シグナルとシグナレス

入院中、ラジオの朗読の時間で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の朗読をききました。

昔読んだきりなので、ほう、こんなはなしだったのか、とずいぶん興味深くききましたが、ふとおもいだしたのが、「シグナルとシグナレス」。

「銀河鉄道の夜」ばかりが有名ですが、もうひとつ鉄道の情景を舞台にした作品があって、それがこの作品です。

こちらは国鉄本線の立派なシグナルとそれに平行して走る軽便鉄道の小さなシグナレスの淡い恋物語、という体裁のお話です。賢治が存命中に発表された数少ない作品の一つだそうです。

当時、賢治が暮らしていた花巻の駅には、東北本線と岩手軽便鉄道が乗り入れていたそうで、その情景をみて、このお話を創作したのかもしれません。岩手軽便鉄道はその後国鉄化されて、釜石線となったそうです。

それにしても、本線の立派なシグナルが男性で、軽便鉄道の小さなシグナルが女性という設定、これもなんかおもしろいなあ、と思いました。信号機だけでなく、車輛もストラクチャーも、軽便鉄道はやはり線が細く、どこか女性的な雰囲気があるのかもしれません。

そう考えると、模型化するときに、情景のつくりなどにもかなり影響がでるかな、と思います。本線物のレイアウトは、どうしても力強く荒削りでも迫力のあるシーナリィが好まれ、時には組み立てレイアウト、ベニヤ平原のレイアウトでも違和感を感じないのに対し、ナローのレイアウトでは、植生もストラクチャーも繊細で趣のあるシーナリィが好まれ、シーナリィが無いと、ある意味興ざめの風景になってしまう傾向があるのも、そういう性格があるからでしょう。

もちろん、どんな模型でも車輛だけで充分鑑賞に耐えることは耐えるのですけれど。望むらくは、ナローの車輛は特に、単体で飾る場合でも、しっかりしたシーナリィを配したお立ち台に飾ってあげたくなりますね。

じつは、それが一番めんどくさかったりもするんですが(苦笑)

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