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2014年1月12日 (日)

館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技

思い切って、行ってきました。大雪の中を高速道路運転していくのはちょっと気が進まなかったのですが……

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おなじみウルトラマンその他の怪獣ものなどの特撮に使ったミニチュアや着ぐるみその他の資料は、その筋の方には垂涎ものだったのでしょうが、私には、このプロジェクトのために新たにつくられた、特撮技術のみによるフィルム「巨神兵、東京に現わる」と、そのメイキングビデオ、絵コンテその他の資料のほうがうんと興味深く、感動するものでした。

最初にフィルムを見るのですが、そのときはてっきりCGだと思っていたものがすべて模型、ミニチュアをつかった特撮でつくられていた事を、その後のメイキングビデオや資料で見せられたときの感動は、ちょっとしたものでした。

特に、人間が中に入る事の出来ないプロポーションの巨神兵を、うしろから人形浄瑠璃の様に人が操り、ブルーバック処理で画像合成していたことがわかったときの新鮮な驚きは、ここしばらく感じた事の無いほどのものでした。

崩れるビルも赤く溶け崩れる壁も、炎もふっとぶ看板もキノコ雲もすべてミニチュアの特撮……特撮ってここまでできるんだと、ほんとうにびっくりしたというのが本音です。

この展示の特設紹介サイトもありますので貼付けておきます。

■TeNYテレビ新潟 特設サイト
■特撮博物館 動画特集(テレビドガッチ)

以下は、撮影可だった最後のコーナーで撮ったものです。

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一つ一つを見ると、それほどの精密さではないようにもみえるのですが、ある程度離れて集合体としてみると、一気に実感が増します。絵画的なテクニックも縦横に駆使されていて、そのあたりはジオラマをつくるのにすごく参考になります。

板に写真を貼付けた人形も、フィルムの中ではすごく立体的にみえました。こういうテクニックはもっと応用したいと思いますね。

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樹木類は、基本的にヒムロスギのドライフラワーと、アクアリウム用のプラスチック製水生植物や藻を利用したもののようです。

あまり種類は多くないのですが、適当に色をさして配置をアレンジするだけで、ここまで実感的にみえるのか、とこれも驚きの一つでした。もちろん、植生について十分研究し配置を工夫しているからこそこの実感的な風景をつくれるのでしょうけれど。

それと、公園の風景をみると、光の当て方も重要な事がわかりますね。

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これは、遠近法を応用して、手前にあるものを大きく、後方にあるものを小さくつくり、遠近感を強調するテクニックでつくられたジオラマです。こうすると、つまり、撮影したときに擬似的に被写界深度を非常に深くする事ができるわけですね。

鉄道模型のレイアウトシーナリィで前景に大きなモデル、背景に小さなモデルを置いて立体感を出す事は、私も使いますが、ここまで徹底してなめらかに縮尺を変えてつくった例を見ると、映像作品の完成度を追求するためとはいえ、その念の入れ方に感心するを通り越して呆れ返ってしまいます。

Kc4a0479

もちろん展示資料収録図録も巨神兵のフィギュアと一緒に販売されていました。付録として「巨神兵東京に現る」のメイキング資料もついていたので、ちょっと欲しかったのですが、本編の図録はいらないし……結局買わずじまい。いまになって、買っとけば良かったかな、とちょっと思っています ^^;


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