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2013年11月 3日 (日)

ロバート・E・ヤング「特別急行が遅れた日」

今日はちょっとした拾い物をしました。

アメリカのSF作家、ロバート・E・ヤングの短編「特別急行が遅れた日」です。

ロバート・E・ヤングといえば、「ジョナサンと宇宙鯨」で古くからのSFファンには良く知られた作家です。1950〜80年代のパルプマガジンで活躍し200編以上の作品を残しています。最近では「ビブリア古書堂の事件手帳」(wikipedia)に同作者の「たんぽぽ娘」が登場して、読んでみたいという方が増えたせいでしょうか、2013年に河出書房から新たに同作品の名を冠した短編集が発刊されました。「特別急行が遅れた日」は、この短編集の筆頭を飾る作品です。

タイトルの通り、ある鉄道の特急列車クルーの一日を描写した作品ですが、こうして記事に取り上げた理由はそれだけではありません。もちろん、作中にでてくる「みんな線路と結婚しているのだ」という表現や、排障器(カウ・キャッチャー)が本当に文字通りの役目を果す描写なども魅力の一つですが、本当の理由は読んでのお楽しみ。ここで明かしてしまっては、楽しみが半減してしまいますものね。

ただ、作者は実際に鉄道好きで模型もそれなりに楽しんでいたのではなかろうかと想像できる、とだけ言っておきましょう。

翻訳者は「ジョナサンと宇宙鯨」と同じく伊東典夫氏ですが、この短編の中では「構橋」という、おそらくは彼独自の造語を「ティンバー・トレッスル」の訳語としてあてているらしいのが興味深かったことを付け加えておきます。

本のタイトルとなっている「たんぽぽ娘」はロバート・E・ヤングの代表作とも目される作品で、SFファンならずとも好感をもって受け入れられる読後感さわやかな傑作です。この短編集には、他にもSFというよりは良質のファンタジーロマンスといったほうがよいようなしゃれた作風の、読みやすい好ましい作品がたくさん収録されていますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

もちろんこのブログを見ている同好の趣味の方々にはぜひ、「特別急行が遅れた日」を読んでいただきたいと思います。絶対に気に入られると保証します。

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