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2010年7月 5日 (月)

欠伸軽便鉄道社長のホビィルーム

森博嗣さんのConstruction in Waterlooで、新居のホビィルームの写真が公開されている。

広く感じの良い部屋の壁にしつらえられた明るい色調の天井までとどく展示棚に自作品やコレクションの数々が奇麗に並べられていて、すばらしいホビィルーム、こんな環境で趣味を楽しみたい……といっていいのかなあ?

じつはこういうのを見ると、えもいわれぬ不安感に襲われる。すごい孤独や不吉な雰囲気のようなものを感じたりもする。なぜだろう、と心の中を探ってみたら、イギリス、ヨーク鉄道博物館の展示棚を見た時の記憶が映像とともによみがえってきた。

縦に長い部屋の壁際に延々と続くガラス張りの棚に、あらゆる種類の膨大な数の精巧な模型がぎっしりと並べられていて、これは長年に渡ってマニアが博物館に寄贈した作品を展示しているのだろうと想像がついたが、どれもこれもすばらしい作品であるにもかかわらず、なんともいえない、例えて言えば死臭のようなものを放っていて、近寄って眺めていると心の中に不吉なものが押し寄せてくるような気がしたものだった。

たくさんの素晴らしいものがそこに存在しているにもかかわらず、ヨーク鉄道博物館の展示で見た空間は、死んでいた。そこに存在するものたちがこれから位置を変え、姿を変え、組み合わせられ、新しいものがつくりあげられていく現場とは、まったく性質を異にする空間だった。生き生きとしたongoingの場ではない。そのことに、ものすごい不安感を感じたのだと思う。

あの時の印象が強烈だったせいかな、という気がするが、そればかりでもなさそうだ。森さんのページの写真をみて、ヨーク鉄道博物館の暗い色調の棚とは違って明るい色彩の感じの良い棚ではあるけれど、自分の性格としては、こういう空間の中にいたらきっととても不安で不幸になるだろう、という生理的な感覚、直感を覚えたからだと思う。しばらくは部屋の中で興味深く展示を眺めていられるかもしれないが、すぐに落ち着かなくなって立ち去りたくなるだろうことは、(すくなくとも私の場合は、)まちがいない。

散らかっているのはほめられた事ではないけれど、美しく死んだ空間の恐怖よりも、油と埃で汚れ、狭く足の踏み場もない工作室、工具と材料そしてつくりかけの作品に占領されて手の置き所もない工作机に、私は、いいようのない安心感と幸福感を覚える。この感覚は、ものをつくることがたのしいと思う人間にとっては、ごく自然な感覚なのではないか、と思いたい。

森さんのホビィルームには、今回の写真には写っていないけれど、絶対にそういう工作スペースがあるはずだ。そうでなければおかしい。ただ、願わくば展示収納スペースも、やはりごった返したおもちゃ箱風(注:2度目にアップされた写真で幾分かその傾向が感じられる)あってほしいとおもうのは、これは、私自身の性格と好みによるものだから、なにをかいわんや、おおきなおせわ、ということになる。ほんと、困ったものだと思う =^・^= 

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コメント

我が家にも、トイレに鎮座している
剥製状態の5インチゲージライブスチームがいます。
まー、時々磨いたりはしていますが…。
でも、箱の中に入ったままよりは…
と言い訳していますが、
プラモデルのジオラマと違って、
鉄道模型の場合、
走ってナンボという側面がありますし、
確かに、博物館の機関車は、
飾られたことが幸せなのか、
それとも不幸せなのか、
モデラーとしては複雑な思いが
錯綜するのは確かかも知れませんね。
私の場合、コレクターにもモデラーにも
なりきれていない中途半端な者ですが、
やはりいつもこのあたりは
自問自答しながら悩むところですね。

どてかぼちゃさん

難しいところですよねー。人それぞれの感性というものもありますし。

純粋なコレクターの場合はこんなよけいな思いを抱かないですむのかな、なんて思ったりします。

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