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2009年12月29日 (火)

こんな蒸気機関車があったんですね。

KPEV (The Royal Prussian Railway) S9 です。

S92

上の写真のようにアトランティック(4-4-2)のなかなかかっこいい速そうなロコなんですが、試作時には下の写真のように、軸配置4-4-4で、まかりまちがえばゲテモノとも言われかねないような形態でした。

S93

アメリカはSP(サザンパシフィック鉄道)の有名なキャブフォワードは、ロコのキャブの位置はそのままに前後を入れ替えて煙室側にテンダーを連結し、ロコが後進する方向を順方向としたものですが、KPEV-S9は、煙室の前にキャブをもう一つ作っています。

前方の視界を改善するためのデザインということなのでしょうが、火夫(機関助手)は相変わらず後方にある焚き口を覆うキャブにいるわけですし、機関士と機関助手の連絡はどうしたのか、また、各種スロットルや計器はどのようになっていたのか興味深いところです。

視界を良くすると言うことでは、ロコの中央部にボイラーを跨ぐようにキャブを設けたキャメルバックも有名ですが、同じような問題を抱えていたのではないでしょうか。しかし、このS9のデザインをみると、キャメルバックのデザインが中途半端な妥協のように思えてきます。

さらに、空気抵抗を考えて流線型を意識したボックスキャブといえばいいのか、テンダーまで窓付きのフルキャブスタイルで、ほとんど電気機関車のような形態の試作機もありました。206- 210 Km/hを出すことが出来たという当時の最新鋭電気機関車に対抗することを目指して作られたということですから、この形態に対する期待は大きかったのだろうと思います。

S94

こういう形態は、スティームトラムと同じようなものとも考えられないことはないのですが、これもスロットルなどは前方になければならなかったはずですし、キャブで覆われてしまった分、メンテナンスなども面倒になったのでは無かろうかと思います。

まあこういうのって、模型化するにはなかなか魅力的に思えるのですが、実用上はどれだけのメリットがあったのか、ちょっと興味がありますね。

ナローでこういうボックスキャブ蒸気、なんてのをやろうとすると、なんのことはない、DC20のようなロッド式ボックスキャブディーゼルと見分けがつかなくなってしまいそうで、あまりおもしろくないような気がします。やっぱり模型化するのなら、ボイラーが見えるスティームトラムが好いですね。

写真その他参照元ページはこちらです。

2009.1.11追記

ほかにも同じような電気機関車みたいなキャブを持つ機関車がありました。

D023974b3978b3d9998d4ab6405bc9cd1

En voici une autre avec la cabine à l'avant, une BR 05 de la DRG だそうです =^・^= 

これは、模型の写真みたいですね。こんなのが製品化されていたということ自体が驚きです。

引用元はこちらです。

こちらには、実物の写真と解説があります。

Ole2

BR05 003 in its original streamlined cab forward casing.
The cab was located at the front of the loco to increase visibility by being in front of the smoke and through increased stream lining efficiency. This created new problems though as it meant that standard coal firing could not occur. The solution was coal dust firing using a mechanical pneumatic method of passing the coal dust down the entire length of the loco’s boiler.

だそうです。

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