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2009年2月26日 (木)

曲がった架線が気にならない理由

模型の架線が架線柱の間で線路に沿って曲がっていても気にならないのはなぜか、ちょっと考えてみました。

乗り換え駅から急カーブで分枝していく支線のカテナリーや市電のトロリー線などの風景をよーく思い出すと、急カーブでは架線柱の間隔を詰めて林立させたり、架線支持ワイヤ?をたくさん張っているのではなくて、線路からかなり離してたてた架線柱や架線支持ワイヤの間に支保線?を張り渡し、そこからカテナリーやトロリー線を何カ所もの点で小刻みに外方向に引っ張って線路の曲線に追従させていたように記憶していますが、どうだったでしょうか?

前に、曲がった架線は、模型を架線集電で走らせるための苦肉の策の構造だから気にならないと書きましたが、じつは、私のなかに、上に述べたようなイメージがあったから、架線が架線柱の間で線路に沿って曲がっていても違和感がないのでは、と気づきました。

それに、この記憶がただしければ、模型でも実物と同じようにするためには、急カーブで架線柱を林立させなければいけないと考える方がおかしいという事にもなりますね。

橋の場合は逆に、森林鉄道の軌道が等高線に沿って沢を渡るときのカーブした木橋(トレッスル)やガーダー橋など、急カーブであればあるほど、それに応じてスパンが短くなり、橋脚を介していくつもの短い直線桁が折れ曲がって連なる光景が眼に焼き付いています。だから、桁自体が曲がっているいないにかかわらず、急カーブで長スパンということ自体に違和感を感じるのでしょう。

ということで、やっぱりひとそれぞれ、これまでの経験や記憶から自分の内部に形成した感覚が、何に違和感を感じ、何に違和感を感じないかを決めているのだろうと思います。

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コメント

初めてお便りします。
曲がった架線が許されるかもしれないのは、「機能」があるからです。模型は実物とは異なり、急カーブを通らねばなりません。摺り板が脱線しないようにするには曲げる(多角形にする)しかないわけです。
しかし曲がった橋には機能はありません。単なる勘違いです。無理に狭いところに納めるために必要というなら、観客からは絶対に見えない高い位置におくべきです。

機能を優先した例として、台車の揺れ枕の吊りリンクがあります。本物ならゆっくり振れるのですが模型では、周期が短すぎます。台車の中で最大限伸ばしても振れが速過ぎます。ある方は、なんと吊りリンクを車内に伸ばして天井まで届くようにしました。実に面白い走りでした。こういう機能を優先した設計は
面白いと感じる人が多いはずです。

架線が曲がっているのは、厳密には私の感性では許せません。メッセンジャーで引いてますから多角形であると感動します。

dda40x様

コメントありがとうございます。

支保線?はメッセンジャーというのですね。

私は模型の場合、特に急曲線で架線だけを張る場合は、デフォルメとして円弧を描いていていいんじゃないかと感じてそうしています。多角形になるのが理屈上も正しいのでしょうけれど、そうする場合はメッセンジャーも張るだろうと思います。でもそれではデフォルメの美しさ、省略の美しさは望めません(^^;;;

以前、トロリー架線を模型化したときは、曲線部でカーブを描いた架線が押し上げられるのを少なくするため、架線に帯板を使用したりもしました。ヨーロッパ製架線集電模型のカテナリーに打ち抜き金属板を使っているのと同じ考え方ですが、結構うまくいきました。こういう工夫もありかなと思っています。

模型を楽しむのに、いかに本物っぽくみせるか、本物の動きを再現するか、というのは一つの到達点だともおもいますし、そのために実物とはまったく違う構造を考えたりつくったりするのは、模型工作の楽しみの粋たるもののひとつでしょう。

しかし、わたくしの場合はもともと実物にはあまり感心がない故、物理法則的、理論的に極端な齟齬をきたさなければそれでOK。結果、大胆な省略とデフォルメを前提として、本物らしさ?を演出するのは鑑賞する側の想像力に期待したりすることが多いのですが、人の感性はそれぞれですから、このあたりのさじ加減が難しいところですね。

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