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2008年9月 8日 (月)

「若年層のレイアウト離れ?問題を考える」

軽便鉄模アンテナ雑記帳で、「若年層のレイアウト離れ?問題を考える」という話題が展開されています。

ほんとにそうなんでしょうか?

雑誌やウェブページに発表される若年層のレイアウトがめだたないというだけの話かもしれませんし、よくわからないというのが正直なところです。

Bトレインショーティーの世界では、割と気軽に小さなレイアウトをひょいひょい作って楽しんでいるように見えますし、トミーテックのジオラマコレクション、建物コレクションなどの商品展開やメディアでのジオラマレイアウト作成番組、雑誌、ムックの興隆を見るにつけ、他人に公表?できるほどの独創性や完成度はさておき、既製品をうまく組み合わせながらそれなりにレイアウトを作って楽しんでいる若年層は、実はけっこういるのではないかとも思えます。

自分の経験から言って、場所がないなんてのは理由にはなりません。使える場所に応じてそれなりのモノを強引に作ってしまうのが、モデラーという生き物ですから(苦笑)。

ただ、レイアウト製作の場合は、どんなに既製品のストラクチャーや良くできた素材がそろっていても、その製作に関しては、一定の到達点というか、模範というか、正解というものがないという特徴があります。

一方、特に実物ファンから模型の世界に入った人たちは、実物の代替物として模型を所有するという傾向がありますから、コレクターではなくモデラーであったとしても、実物どおりいかに正確にディテールが再現されているか、が究極の目的、模型工作の到達点になります。つまり正解が存在するわけで、これはわかりやすい。他人の作品との比較や競争もしやすいし、評価も下しやすいですから、当然取っつきやすいし記事にもなりやすい。そういうことも影響しているのではないでしょうか。

また、観察していると、雑誌やウェブでレイアウトを発表している方々は、多かれ少なかれフリーランスモデルやナローを作ったり楽しんだりしている層が多い様にも思えます。

フリーランスモデルやナローはそれ自体正解のない模型工作でもあるわけで、そういう点からレイアウト製作に対して、心理的にも技術的にもより近い距離にあるのかもしれません。

でも、ナローの世界でも、木曾や沼尻などばりばりのファインスケールモデルを目指した世界もあるので、そこは何とも言えないところですけれど、気軽にレイアウトの世界に足を踏み込むには、実物ファンの性向よりも模型工作、おもちゃファンの性向が大事なように感じます。

なんにしろ、こうもレイアウトやジオラマ作成の環境がととのってくると、レイアウト製作における工夫、試行錯誤の模型工作の楽しさという世界がほとんど無くなって来つつありますし、誰が作っても一定のレベルというか同じ様なものができてしまうという現状が、自分の作ったレイアウトを公表するという機会をスポイルし、表面上、ビギナー層、若年層のレイアウト離れとも見られるような状況を生み出しているのではないかと思うわけです。


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コメント

はじめまして。
TCWと申します。
昨今の模型製作の件、本当にその通りかと
感じます。
例えばレイアウトの草の材料でも最近は
本当に精密感あふれるパーツが増えました。
昔が全てではありませんが、私はあえて
1970~1980年頃のMR誌やTMSを参考に
しています。

TCWさん、
はて、デザイン、コンセプト等に関してはともかくも、四半世紀以上も前の素材やテクニックは、もはや古典的技法という意味合い以外には、ほとんど見るべきものは無いように思えるのですが?
そういう意味では、鉄道模型以外の分野で、現代の素材、機材を自由自在に使いこなして表現力豊かな作品を作り上げている若い世代のテクニックの方が、ずっと参考になりますね。

その通りです。
個人的にはあえて古典的技法を取り入れた
モデルを目標としています。
以前にTMSで発表させて戴いた
トロリーレイアウトもそのコンセプトで
製作しました。

でも最近のテクニックと表現力は本当に
素晴らしいですね。

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