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2008年4月26日 (土)

産業用軌道の曲線半径と勾配

なんと、労働安全衛生法令のなかに、しっかりと規定されていました。

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労働安全衛生規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第三十二号)
第三節 軌道装置及び手押し車両
第一款 総則
(定義)
第百九十五条  この省令で軌道装置とは、事業場附帯の軌道及び車両、動力車、巻上げ機等を含む一切の装置で、動力を用いて軌条により労働者又は荷物を運搬する用に供されるもの(鉄道営業法 (明治三十三年法律第六十五号)、 鉄道事業法 (昭和六十一年法律第九十二号)又は 軌道法 (大正十年法律第七十六号)の適用を受けるものを除く。)をいう。
第二款 軌道等
(曲線部)
第二百一条  事業者は、軌道の曲線部については、次に定めるところによらなければならない。
一  曲線半径は、十メートル以上とすること。
二  適当なカント及びスラツクを保つこと。
三  曲線半径に応じ、護輪軌条を設けること。
(軌道のこう配)
第二百二条  事業者は、動力車を使用する区間の軌道のこう配については、千分の五十以下としなければならない。
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これでみると、曲線半径は10メートルですから、HOスケールだと約11.5センチ、勾配は最大5%ということになります。結構勾配がきついです。

線路のカーブは、トミックスのミニカーブレールでだいたいの雰囲気がつかめる感じですね。

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(手押し車両の軌道)
第二百三十四条  事業者は、手押し車両を用いる軌道については、次に定めるところによらなければならない。
一  軌道の曲線半径は、五メートル以上とすること。
二  こう配は、十五分の一以下とすること。
三  軌条の重量は、六キログラム以上とすること。
四  径九センチメートル以上のまくら木を適当な間隔に配置すること。
2  第百九十七条及び第二百三十二条第二項の規定は、手押し車両の軌道に準用する。
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手押し車両の場合の曲線半径は通常の動力車を使用する軌道の半分の半径で、5メートルですからHOスケールにすると約5.75センチ。これはかなりの急カーブです。

勾配は1/15以下、ということは最大約6.7%。手押しでこんな勾配、登れるんでしょうか?

我々の模型のように、半径3、4センチの極小カーブの上で動力車を走らせるなどというのは、安全衛生法令上は完全に法令違反を問われるわけですね。

ま、なにかのおやくにたてれば、ということで。

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コメント

こういう法律は読んでも楽しいですね。
手打ちミニレイアウトで動力車を走らせるときは、乗車するものから一筆取るしかないですね。
先週、久しぶりに銀行法やらなんと庁マニュアルなんぞを読んだので疲れがどっと出たようです。
元気が出ました!!

むかし、木曽森林鉄道にのるのに、事故があっても文句いわないという文が記された乗車券をもらったような・・・その頃からの法律なのでしょうか?

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