実は、ノッチ式自動加減速トランジスタコントローラの惰行運転の減速レートを改善するためにベース電圧保持用コンデンサを570μとしたのはよいのですが、加速ポジションで走り出すまでにずいぶんと時間がかかってしまうし、惰行運転中にやはり無視できないくらいの減速がみられるという問題がありました。
ところが、k-otaniさんからコメントで、このページを紹介され、その内容をみると、MOS-FET(2SK703)をトランジスタの代わりに使えばよい、とのこと。さっそく入手し、2SD1828と差し替え、ベース電圧保持用コンデンサを100μにもどしてみましたが・・・
確かに惰行運転での減速は全くと言っていいほどなくなりましたが、加減速のレートが妙に大きくなってしまいました。ベース電圧保持用コンデンサを570μとしても、まだ加減速のレートが大きすぎて好みにはあいません。
これでは到底満足できず、それならばと、オリジナルの3段増幅のように、初段階の増幅として2SC1815を追加してみることにして、早速実験。もちろんベース電圧保持用コンデンサは100μにもどします。
基盤に余裕があったので、左図のようにトランジスタを配置して、ちょこちょこと回路をいじり直して完成。

結果は・・・・どういうわけか、MOS-FETを使用した時と同じように、加減速のレートが予想以上に大きくなってしまいました。そこで、ベース電圧保持用コンデンサを200μに増量してみると・・・ボリウムの範囲内でほぼ満足のいく加減速レートを得ることが出来ました。そのかわり、走り出すまで少し時間がかかります。これは仕方がないですね。惰行性能はMOS-FETを使用した時と遜色ありません。
結局、2SD1828のようなダーリントントランジスタを直接駆動すると損失が大きすぎてベース電圧保持用コンデンサが放電してしまうということなんでしょうね。それを防ぐために、前段階に2SC1815を入れる必要があった、というわけですね。
やはりオリジナルの3段増幅はそれなりの意味があったということにやっと気づいたというわけですが、もともと電気的知識のない私にとっては、この遠回りも趣味の楽しみの一つだったのではなかろうか、などとおおまじめに思っているところです。(誰ですか?負け惜しみだ、なんていっているひとは(^^;;;)
しかし、良く考えたらMOS-FETを利用してもベース電圧保持用コンデンサの容量を増やす事で満足のいく加減速レートを得られたのかもしれません。しっかり試さずに加工してしまったので真相は不明ですが、とりあえず現在の回路で満足のいくコントローラが出来たので、これで良しとします。
いやはや、電気に強い方には常識的なことでも、私のようなものにとっては理屈を理解するのが大変。でもまあ、それも楽しみのうち、ですし、こうして満足のいくコントローラが完成するとやっぱりうれしくて、自分自身のたわいなさにあきれてしまいますが、ものごとってそういうものなんでしょうね。
最後に、これから製作される方のお役に立てばと、汎用基盤への部品配置&配線パターン確定版を掲載しておきます。ただし、これはあくまでも参考です。まだ不備がある可能性も否めません。ですから工作に係るトラブルについては、すべてご自身の責任でおねがいします。

注:図の一番右の抵抗は1KΩです。画像差し替えが面倒なのでここに追記しときます(^^;;;
参考にした回路はカーサロンモリのこのページに掲載されている回路です。
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